アルブレヒト・デューラー版画・素描展 宗教/肖像/自然
2010年 12月 15日
国立西洋美術館で開催中のデューラー展に行きました。
版画の展覧会で、非常に細かく繊細なラインに圧倒されました。
風景、キリスト教、風刺、民俗、そして
面白いところでは神聖ローマ帝国とハプスブルク家の
家系図のような巨大な版画もありました。
圧巻です。
上記の版画はメランコリア1。
1514年製作の人間の4つの感情の一つ「憂鬱」を
テーマとした作品で、魔方陣など、寓意的な意味合いが含まれており
様々な解釈があるそうです。
ちなみに作品の中にいる男性は「インテリ」なんだそうで
当時からインテリと憂鬱はお友達だったようです。
インテリだからこそ色々考えちゃうんでしょうか?
お友達の話によると
この妙に引き付けられるデューラーの作品は
ダンブラウンの新作「ロスト・シンボル」にも出てくるそう。
フリーメイソンやらデューラーやら、好きな分野の
蘊蓄にあふれた作品だそうでこれは読むしかなさそう・・・
と言うことで買ってきました。
明日から読みましょう。
さて・・・
来年はウサギ年。
この作品は来ていませんでしたが・・
(水彩なので)
いまにも動き出しそう・・・
ふわふわとした質感・・・・
そして良く見るとあんまり
かわいらしくないうさぎさんですが・・・
これもとても引き付けられる絵です。
デューラーの鳥居みたいなモノグラムも
なんだかかわいいです♪