沖縄3日目 斎場御嶽・せーふぁうたき
2010年 05月 26日
南城市(旧知念村)にある史跡で
15、16世紀の琉球王国・尚真王時代の聖地だそうです。
「せーふぁ」は「最高位」を意味し、
「斎場御嶽」は「最高の御嶽」という意味だそう。
ちなみに御嶽とは聖なる場所のことだそうで、
琉球の創世神であるアマミクが降臨するんだそう。
日本書紀のお話とちょっと似ていますね。
アマミクはアマテラスの神かな?
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2枚の岩が重なったような入口から入ると
三庫理があります。
緑の向こうに
王国の元と言われる
最高聖地、久高島を
遥拝することが
できます。
曇っていてちょっと
見え辛かった・・。
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かつて琉球の御嶽は
男子禁制であり、
斎場御嶽では庶民は
入口の御門口(うじょーぐち)
より奥には入れず、
国王であっても、
御門口より先に入るには
袂の合わせを女装でなくては
ならなかったそうです。
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上左の写真は、首里城では
「台所」を意味する名前が付いている石の舞台です。
ここまで来ると亜熱帯の森がうっそうとしていて
スピリチュアルな雰囲気を醸し出しています。
水辺もあったりして・・・・。
私にとってはスピリチュアルというより
なんだか凄く懐かしい感じ。
そう、シンガポールのジャングルに似てる。
もっと向こうはモジャモジャだけど。
このあたりのジャングルは沖縄本島南部では優れたものらしいです。
第二次世界大戦において甚大な被害を受けた本島中南部には
以前の状態を残した場所がほとんどないそうですが、
この地域は戦災を免れたらしく、
沖縄本島南部では優れているジャングルだそうです。
亜熱帯らしくシダ植物やラン科植物など日本では珍しいものが多いそうで、
ガジュマルの根っこが隆起サンゴの岩に
べったり張り付いているのも本州ではみられない光景です。
残念なことに2000年代以降御嶽周辺が整備されたのと同時に
荒廃の様子が見られるらしいですね。
2000年11月首里城跡などとともに、
「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として
ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されたそうです。
また御嶽内で出土した陶磁器と勾玉などは
国の重要文化財(考古資料)に指定されてもいるそうです。
スピリチュアルなパワー、
受け取ることができたかしら??