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映画  レ ミゼラブル

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映画 レ・ミゼラブルを見てきました。

ミュージカルなのですがセリフが歌なのにとてもリアリティがあって
とても心に響きました。
いや、歌だからこそ、心情風景までがすべて歌詞にこめられており
分かりやすいのですね。
歌詞のひとつひとつがしっかり心に入ってきました。

主人公のヒュージャックマンはX-MENシリーズで有名な
ハリウッドスターですが、ブロードウェイの舞台俳優でもあるのですね。
なんでこんな歌がうまいんだ?と思って調べたら
歌手でもあったのですね。
爽やかなあっさり顔にがっちりした体格。
あっさりしたイケメンでジャンバルジャンにあってないと思っていたのですが
実際見たら驚くほどの立派な体で
なるほど~、ジャンバルジャンだと思いました。

アンハサウェイの冒頭の夢破れても素晴らしかった!
あまり上手に感想が言えないのですが、
とにかく美しい歌声と表現力に圧倒されすっかり心を持っていかれました。
アンハサウェイの美しさも素晴らしいです。
この映画の中で一番感動したシーンが
アンハサウェイの「夢破れて」でした。

ラッセルクロウの感情を押し殺した演技もすごみあり、
怖かった・・怖いながらも切なさを感じる演技に圧巻。
そしてお姫様顔のアマンダセイフライドも相変わらずの愛らしさで
コゼット役にピッタリでした。
マンマミーアやジュリエットからの手紙、赤ずきんなど
元気でかわいらしい役が多かった彼女ですが
この役はしっとりとした女性らしく落ち着いた役で
そういう役もとても似合っていました。

サマンサバークスは知らない女優さんでしたが
(ミュージカル女優のようですが)とにかく歌が上手で
コゼットに心奪われるマリウスにかなわぬ思いを
歌う姿には涙が出ました。

色調が抑えられた19世紀初頭の(ナポレオン没後)パリの裏さびれて
グレー一色の世界をリアルに再現しており、
なおかつリアリティを追求しながらも
ミュージカルらしい舞台を見るかのような華やかな雰囲気もありました。
また3Dではないのですが、上空から見たパリ、
近場から視線がどんどん上に上がり
上空から全体を映し出すと言った画像の表現に何か
自分も画像の中に吸い込まれそうな錯覚を覚えるような感じでした。

レミゼラブルは子供のころ児童文庫で読んだりアニメで見たりはしたのですが
大人向けはそういえば読んだことがなかったなと。
こんな話だったんだなとこの年になって知りました。

原作はもっと複雑なようですね。
原作も読んでみたいですが、ミュージカルにアレンジして
分かりやすくしてある映画のストーリーも本当に素晴らしく
原作とはまた違う価値があるのではないかと思います。

ストーリーは「法と永遠の愛」「許し」といった聖書的なテーマが中心に
あるように思いますが、
恋愛、親子の情、友情、革命など様々な要素が絡み合い
非常に見ごたえがあるものになっています。

「法・愛・許し」こういうテーマは子供たちや若い人たちにも
もぜひ見てほしい内容だなと思いました。

「許すこと」はとても大事なことなんだと改めて思いました。
by chainesetea | 2013-01-26 23:44 | 映画

住んでいたシンガポールのこと、今住む日本のこと、旅行の思い出


by Amerling
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