シンガポール パービスストリート
2008年 08月 26日
知る人ぞ知るグルメスポットなのですが、
それよりも何よりも私にとっては「ショップハウスがかわいいエリア」です。
この茶っぽい赤と漆喰の壁の組み合わせがなんともキュート。
イタリアンやタイレストランが入っていますが、
ヨーロッパのテイストも東南アジアのテイストともうまく溶け合ってしまうのが
ショップハウスの魅力です。
美味しいタイレストラン、インタイパレスの窓辺。
内側のシャンデリア、窓の内側の木彫、まどに映る対面のショップハウスが
とても美しく幸せな気分になりました。
何もないとか3日あれば充分といわれるシンガポールですが
私にとってはいろいろあるシンガポール。
ちょっと歩けばインドがあったり、マレーがあったり、
クロスカルチャー、コスモポリタンな感じがとても居心地がよく・・・
思いがけずこのようにタイに出会うこともできたり。
確かに名所は少ないシンガポールです。
でも人々の暮らしや色々な民族や文化、
そして移民の歴史、戦争、近代化・・・
異文化や異民族、宗教の共存。
国民としてのアイデンテティーと民族や宗教のアイデンテティー。
そんなものが複雑に絡み合いながら混沌と整然さを併せ持つ
シンガポールは色々な側面を見せてくれます。
私の目に映る様々な衣裳の移民の子孫達。
彼らはどこから来てどこへ行くのか。
自身は日本人ですが日本人としてのアイデンテティー、
そしてクリスチャンとしてのアイデンテティーが有り、それは時として
相反することがあります。
同時に、異文化や遠い異国への強い憧れや
異文化に身をおいたときの異邦人的な気持が
そのときの私には何者にも属さないような
不思議な感覚、心地よさをもたらしてくれます。
様々な魅力、そして不思議さと複雑さ、難しさを内包している
シンガポールは其の答えが少しだけ見えそうで
私にとっては面白い国です。